Krita/ja

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Krita 2.4 の右クリッククイックアクセスリング機能-- painting by Tyson Tan
Krita Logo (as of 2.4)
Krita Logo (as of 2.4)
KDEデジタルペインティング&ドローイングソフト Krita

Kritaはデジタルペインティング、コンセプトアート、漫画、テクスチャ作成などの用途を想定し設計されました。豊富な機能と人間工学に適い、かつ柔軟なユーザーインターフェイスが搭載されています。

開発アップデートの情報はKritaのオフィシャルサイトをご参照ください。:Krita.org


イントロダクション

Krita はデジタルペインティング、画像編集、コンセプトアート、コミックス、テクスチャ作成、といった用途に適した、無料でクロスプラットフォームな創作アプリケーションです。現実の画材や工程を模してデザインされていますが、レイヤーやフィルター、ペクターパス描写、タイポグラフィーといった機能や、統合されたカラーマネジメント補助機能も搭載されています。 KritaCalligra プラットホームを基盤としたKDE アプリケーションです。

特徴と機能

  • ドローイング&ペインティング指向の設計
  • 右クリックでのカラーホイールへのクイックアクセス、カラー履歴、ブラシのお気に入り登録
  • 高度に調整可能なブラシシステム
  • 乗算、オーバーレイ、不透明度調整などの機能を含む多彩なレイヤーモード
  • 複雑な形状や、編集可能なテキストを取り扱うことができるベクターレイヤー
  • オートセーブ
  • カスタマイズ可能なツールバーとショートカット、ドラッグ&ドロップで配置換えができるパネル
  • GIMPやAdobe Photoshopの形式を含む、多くのフォーマットをサポート
  • 統合カラーマネージメントシステムとRGB、CMYK、L*a*bなどの色空間変換に対応
  • OpenShiva、Python、 Ruby scriptsによる拡張が可能
  • 多くのGNU/Linux ディストリビューション, FreeBSD, Microsoft Windows そして Mac OSXに対応するクロスプラットフォーム

インターフェイス

Kritaはたいへん柔軟でユーザーフレンドリーなインターフェイスを持っています。その恩恵によりユーザーは、ツールバーやショートカットやツールオプションといったものをドラッグ&ドロップで自由自在にカスタマイズできるようになりました。右クリックで立ち上がる便利なリングはカラーセレクター、カラー履歴、お気に入りのブラシへの素早いアクセスを可能にし、それは快適で夢中になる ような体験をユーザーに提供します。カスタマイズされたワークスペースは保存が可能で、別の作業ファイルでも読み込みが可能です。

ツールバー

Kritaでは右クリックで簡単にツールバーをカスタマイズできます。Kritaには「ファイル類」ツールバーと「ブラシ類」ツールバーの2つのツールバーがあります。あらゆる機能のツールバーへの追加と削除が可能で、テキスト位置やアイコンのサイズ、並びの変更も可能です。ボタンのテキストは変更可能で、さらにお望みのアイコンに変更することでオーバーラップさせることもできます(要KDE plasma workspace )。ツールバーのカスタマイズ時には、機能リストを検索することができます。

ショートカット

Kritaでは簡単にショートカットを変更することができます。ショートカットは1つのコマンドに対し、メインとオルタナティブの2種類の割り当てが可能です。ショートカットのカスタマイズ中もコマンドリストの検索ができます。設定したショートカットが他のコマンドと重複してしまった場合は、ユーザーに知らせてくれます。

ドッカー

ドッカー(Dockers)はドラッグ&ドロップで操作可能なツールのオプションパネルです。いつでも欲しい時に呼び出すことができ、水平/垂直方向に大きさを変えることができます。複数のドッカーはスペースを共有する形でグループ化でき、それらはタブで切り替えることが可能です。パネルのタイトル部分を右クリックすることで簡単に、ドッカーの全リストから選ぶかたちでの追加、または追加したドッカーの削除を行うことができます。使用していないときにはスペースを稼ぐためにドッカーを畳むこともできます。

パレット

Kritaには2種類のパレットがあります。ペイント&ドローイングソフトではお馴染みの、よく目にするタイプのカラーパレットはドッカーとして提供されます。もうひとつは、カラーセレクター、カラーヒストリー、お気に入りのブラシにクイックアクセスが可能な非凡なるパレットです。このクイックアクセスパレットは、キャンバス上を右クリックすることで呼び出すことができ、色の変更やツールの切り替えの煩わしさから解放されます。作業に没入できるのです。お気に入りのブラシをパレットに保存(Save to Palette)ボタンをクリックすることで、このパレットに追加することができます。

ブラシシステム

Kritaには、強力で高度にカスタマイズ可能なリアルの画材をモデリングしたブラシが搭載されています。ブラシ設定パネルでは、ブラシはタイプごとに並べられていて、それぞれが多彩な設定項目を持っているため、ユーザーは心行くまで調節することができます。ブラシセッティングウィンドウの右にあるスケッチパッドでは、現在のブラシのセッティングで試し書きができます。その下に設置された、アイコンをクリックすることでスケッチパッドの 背景色を設定したり、グラデーションに設定することができます。

ブラシツールを使用(ツールボックスの「ブラシで描く(Paint with brushes)」を選択)している時は、キャンパス上でShift を押しながら水平方向にドラッグすることで、ブラシサイズをかえることができます。Ctrlを押している間は一時的にカラーピッカーに変わります。マウスホイールをクリックしているときはキャンバスの移動になります。右クリックで クイックパレット。ツールバーにブラシの不透明度と流量の2つのスライダーを目にするかも知れませんが、ここには同時に2つまでしかスライダーを表示できません。スライダーを別のものに変更したい時はスライダー右の三角をクリックし、現れた一覧のプラスボタンをクリックすることで変えられます。

安定版ブラシ(Stable Brushes)

  1. ピクセルブラシ(Pixel Brush) (デフォルトのブラシ)
  2. ぼかしブラシ(Smudge brush)
  3. 複製ブラシ(Duplicate brush)
  4. フィルターブラシ(Filter brush)
  5. 髪の毛ブラシ(Hairy brush)
  6. ハッチブラシ(Hatching brush)

試験版ブラシ(Experimental Brush)

  1. チョーク(Chalk brush)
  2. カラーぼかしブラシ(Color Smudge brush)
  3. カーブブラシ(Curve brush)
  4. 変形ブラシ(Deform brush)
  5. ダイナ(ミック)ブラシ (Dyna brush)
  6. エクスペリメントブラシ(Experiment brush)
  7. グリッドブラシ(Grid brush)
  8. パーティクルブラシ(Particle brush)
  9. スケッチブラシ(Sketch brush)
  10. スプレイブラシ(Spray brush)


対応するファイル形式

下記のファイル形式は直接Kritaで開くことができます。しかし、直接セーブができるのはネイティブサポートの形式のみです。ネイティブサポートされていない形式のファイルを保存するときはエクスポートを使用してください。ご使用のOSや環境によっては動作しない形式もあります。

ネイティブでの読み込みと保存に対応するファイル形式

  1. Krita document (.kra)
  2. OpenRaster Archiving image (.ora)
  3. PPM image
  4. PGM image
  5. PBM image
  6. PNG image
  7. JPEG image
  8. Windows BMP image
  9. XPM image
  10. XBM image
  11. TIFF image
  12. EXR image

インポートとエクスポートに対応するファイル形式

  1. Open Document Drawing
  2. Photoshop image (.psd)
  3. GIMP image (.xcr)
  4. PDF document
  5. GIF image
  6. Nikon NEF raw image
  7. Canon CR2 raw image
  8. Sony SR2 raw image
  9. Canon CRW raw image
  10. Pentax PEF raw image
  11. Sigma X3F raw image
  12. Kodak KDC raw image
  13. Minolta MRW raw image
  14. Sony ARW raw image
  15. Kodak K25 raw image
  16. Kodak DCR raw image
  17. Olympus ORF raw image
  18. Panasonic raw image
  19. Panasonic raw2 image
  20. Fuji RAF raw image
  21. Sony SRF raw image
  22. Adobe DNG negative
  23. SVG image
  24. compressed SVG image
  25. WMF image
  26. Wordperfect / Drawperfect image
  27. Karbon14 drawing
  28. EPS
  29. PS document

Krita 2ハンドブック(草稿)

Krita needs a new handbook: the 1.6 handbook is completely obsolete. Please find the ongoing draft effort at Krita 2 Manual and help out with new content.

Kritaの入手

KritaCalligra Suiteに含まれる形でダウンロードできます。

詳細な情報

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